Capの左右(上下)の合計を画像の幅(高さ)と同じにした時のバグ(iOS 5)
ボタン用の下のような画像を背景に使った時にこんなコードを書いてハマったケース。
[button setBackgroundImage:[bgImage resizableImageWithCapInsets:UIEdgeInsetsMake(20.0f, 22.0f, 20.0f, 22.0f)] forState:UIControlStateNormal];
こう書くとiOS 6ではうまくいくのだけど、iOS 5では通常時は普通の表示だけどボタンを押下すると何か欠ける。
これは元画像の幅44pxに対してUIEdgeInsetsMakeのleftとrightの合計が44pxで同一になっているのが原因だ。左右端が表示されているのは画像の高さが47pxでtop+bottomは40だからだろう。ちなみに同一になるように書いてもiOS 6では丁度境界の1pxを引き伸ばしているのか、いい具合に表示された。丁度にする必要はないので若干数値を減らせばOKだ。
[button setBackgroundImage:[bgImage resizableImageWithCapInsets:UIEdgeInsetsMake(20.0f, 20.0f, 20.0f, 20.0f)] forState:UIControlStateNormal];
Capの左右(上下)で片方だけ0指定した時のバグ(iOS 5)
先ほどの画像のUIActivityViewController呼び出し時みたいなViewの背景に指定している画像は右のような1x44の画像で、これをリサイズさせて背景に指定しているが、上の方にしか適応されていない。コードはこんな感じだ。
_backgroundImageView.image = [bgImage resizableImageWithCapInsets:UIEdgeInsetsMake(43.0f, 0, 0, 0)];
これはCap-topを43にして残りの下1pxを伸ばしてくれると思って書いたコードだ。これの原因はtopに1以上の値を指定したがbottomは0を指定しているためだ。どうやら左右(上下)の数値の組み合わせは0,0の組み合わせでなければ1以上を指定して引き伸ばす範囲を明確にしないとダメらしい。ちなみにこれもiOS 6ではイイカンジに引き伸ばして表示された。解決の為には1以上を指定すればいいので、引き伸ばすピクセルが一番下の1pxではなく下から2px目になってしまうが、以下のようにすれば良い。
_backgroundImageView.image = [bgImage resizableImageWithCapInsets:UIEdgeInsetsMake(42.0f, 0, 1.0f, 0)];
これでiOS 5でもちゃんと引き伸ばされる。